科研費国際共同研究加速基金
(国際先導研究)

パワーレーザー極限状態の固体とプラズマにおける
物質と場の構造変化に関する学理探究

NEWS

2025-09-08

出張報告:ExHILP 2025 (青山学院大学・田中周太)

青山学院大学の田中周太助教がチェコのELI Beamlines Facility で行われた“Sixth Extremely High Intensity Laser Physics Conference(ExHILP 2025)に参加されました。
以下、出張報告になります。

チェコのELI Beamlines Facility で行われたExHILP 2025に参加し招待講演を行なった.本研究集会は高強度レーザーやマグネターなどの天体現象で実現される強電磁場量子電磁気現象(SFQED: Strong Field Quantum Electrodynamics)に関する研究会であり,SFQEDの理論研究を行っている研究者を中心に,高強度短パルスレーザーを用いたSFQEDに関す
る実験的研究や宇宙物理学の研究の話題が議論された.田中助教はパルサーや高速電波バーストといった天体現象と密接に関連する誘導コンプトン散乱の研究を行っている.最近関西光量子科学研究所のJ-KAREN-Pレーザーを用いて行われた実験の結果について,”Study of Intense Radiation Propagation in Astrophysical Environments with Extremely High-Intensity Lasers”というタイトルで招待講演を行なった.発表後には参加者らとも我々の実験について議論を行なった.
ELI Beamlines Facility は世界遺産の街プラハから一時間弱でアクセスが可能な,最新のレーザー施設を備えた研究所で,当該研究所で得られた高強度短パルスレーザーを用いた実験の結果も紹介された.中日の午後にはプラハの街のガイドツアーが企画されて,そのあとプラハの中心部で懇親会が催された.日本はまだ暑い時期であったが,プラハは穏やかな秋の気候でたくさんの観光客がいた.
日本人の参加者は私のみで,宇宙物理学の研究を主とする私とは異なるコミュニティの人がほとんどの中で,招待講演者として我々の最新の結果を紹介することができ,また様々な人と交流することができて,有意義な時間を過ごす事ができた.

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