科研費国際共同研究加速基金
(国際先導研究)

パワーレーザー極限状態の固体とプラズマにおける
物質と場の構造変化に関する学理探究

活動報告

2024-09-10

出張報告:アメリカ・コロンビア大学(京大・岩本昌倫 他3名)

岩本昌倫(京都大学)、冨田沙羅(千葉大学)、上島翔真(京都大学)、寺境太樹(東京大学)の4名がアメリカニューヨーク コロンビア大学を訪問し、Lorenzo Sironi准教授のグループと共同研究に関する議論を行いました。

Lorenzo Sironi准教授は宇宙プラズマ物理におけるPICシミュレーションに関して世界的に著名な研究者であり、高速電波バーストや中性子星磁気圏といった高エネルギー天体現象におけるプラズマ環境に高度な専門性を持っている。今回渡航したメンバーは全員PICシミュレーションを用いて宇宙プラズマ物理の研究をしており、Lorenzo Sironi准教授の知見を借りてプラズマ素過程に基づく高エネルギー天体現象の理論モデル構築について研究打ち合わせを行った。特に岩本は、Lorenzo Sironi准教授とはこれまですでに国際共同研究を実施して国際学術誌から論文も数本出版しており、現在行っているアンダーデンスプラズマ中における高強度電波パルスの伝播過程についての共同研究をどのように論文としてまとめるかについて打ち合わせを行った。これに加えて、相対論的/非相対論的無衝突衝撃波における粒子加速および加熱、運動論的プラズマ不安定といったプラズマ素過程が高エネルギー天体現象で果たす役割についての議論も行い、PICシミュレーションで具体的にどうモデル化すればよいかの助言も受けた。
また今回の渡航では、Lorenzo Sironi准教授だけではなくEmanuele Sobacchi博士といった他の研究者とも議論することができ、より多くの知見を得られた。今後の研究の予定についても話し合い、国際共同研究を引き続き行うことで合意しています。

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